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# 一喜一憂

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「一喜一憂」

 

 「情況が変化するたびに、喜んだり、心配したりすること」を意味する四字熟語になります。「喜」と「憂」と、正反対の気持ちを表す漢字を組合わせることで、感情の大きなブレを表現しています。「喜」は、人間的な感情の代表としてあらわされる「喜怒哀楽」=(喜び・怒り・悲しみ・楽しみ)の筆頭として?登場していますよね。「喜色満面」なんていう四字熟語も押さえておいてください。本当にうれしそうな顔つきを表します。ちなみに七十七歳という長寿を祝うのは「喜寿」と呼ばれます。これはラッキーセブンが並んだから「喜んで」いるのではなく、「喜」の草書体が「七七」に通じているからですよ。

 一方の「憂」ですが、訓読みは「憂(うれ)える」。悪い結果になりはしないかと心配する、という意味です。有名な「杞憂」という故事成語がありますよね。昔、中国の杞という国に住んでいたある男が、「天が崩れ落ちてくるのではないか」と心配しはじめ、食事ものどを通らず、夜も眠れなくなってしまった…というオハナシ。「杞憂」とは、取り越し苦労をすること、無用の心配をすることを意味し、「杞人の憂(うれい)」ともいいます。

 さて「一喜一憂」ですが、用法としての注意点は、「一喜一憂しないように」と、「そうなってはいけない」という意味合いで使われることが多い、ということです。

 受験生にとって、それこそ耳にたこができるほど繰り返し聞かされているだろう「アドバイス」に「模試の結果に一喜一憂しないように」というものがあるでしょう。「結果が良かったからといって浮かれない!気を引き締めろ!間違えた問題は見直したのか!」「結果が悪かったからといって落ち込まない!本番じゃないんだ。事前に弱点が分かってラッキーだと思え!」といった叱咤激励ですね。

 些細なことで心が揺れ動く小心さを表す場合に用いられることが多いことから、「しないように」というアドバイスにつながることになるわけですが、当事者は「些細なこと」だとは思っていないから、「心が揺れ動く」わけですよね。模試の例で言うならば、試験を受けた当事者(君たちのことですね)が、「模試の結果なんて些細なこと!」と笑い飛ばすというのは…それはそれで、「少しは気にしろ!」と塾講師の立場から言いたくもなります。

 オトナの視点としては、君たちに対して、当事者でもない、部外者としての立場でもない、いわば「巻き込まれたもの」としての立場にある人たちへの配慮を身につけてほしいと思いますね。君たちの家族や先生たちの立場ですよ!君たちの模試の結果で、どれほど一喜一憂しているか。「かわりにテストを受けてやれるならどんなに楽か」と思っている人たちがいることを十分に意識して、テストは頑張ってください!えっ、「背負いたくない。重い!」って(笑)。

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