文の会ブログ

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# 餅は餅屋

 「餅は餅屋」

 

 中学二年生の教え子のお母様からの相談です。「とにかく過去問を早い段階からやらせるべきだと指導されたのですが、2年生の夏からでは遅いでしょうか?」いえいえ、まだ中学のカリキュラムも終了していないのに、総合問題である過去問に手をつけても、効果は期待できないですよ。「でも、誰もやっていないうちから進めておくのがいいんだって。先行逃げ切りだということらしいんです。」面白い表現ですね。でも作戦の一つではありますが、必ずそうしなければならないというものではありませんよ。一体誰に指導を受けたんですか?「娘の同級生のお母様です。お兄さんの受験で成功されて、自信満々でアドバイスくださるものですから。学年ではカリスマ的な人気?を誇っていらっしゃいます。」ママ友というアレですね。それは人間関係も絡んでいて面倒くさいケースですね(笑)。耳を貸さないで、とは言いませんが、話半分に聞いておいてくださいね。アドバイスが必要でしたら、われわれプロフェッショナルにお任せください。餅は餅屋ですから!

 「その道のことはやはり専門家が一番である」ということのたとえに使う慣用表現ですね。お餅は餅屋さんがついたものが一番おいしい!ということです。「餅屋って、それは何ですか?」という声が聞こえてきそうですが、お餅を専門に作る職人さんのお店です、って言ってもピンとこないですよね。では英語でお餅のことを何ていうか知っていますか?rice cakeです。お米のケーキですよ。ですから「ケーキはケーキ屋さんで買う」といえば理解できるのではないでしょうか。手作りのケーキも素敵ですが、やっぱりプロのパティシエ(ケーキ職人)が作るケーキはすごい!という意味だと理解してください。

 ママ友さんのアドバイスに話を戻すとするならば、それはこんなたとえになるのではないでしょうか。あるお母さんの作った手作りのケーキがおいしいと評判になり、皆さんでそのレシピを参考にさせてもらいました。けれども、作ってみておいしいかどうかは自己責任でお願いしますね(笑)!と、まあこんな風になると思いますよ。

 お餅は家庭で作ることもできます。昔は各家庭でお餅つきを行っていました。それでも、お正月の前であるとか「特別な日」につくだけです。年がら年中ついているわけではありません。「今年のお餅は特別おいしいね」というのがお正月の挨拶のようなものでした。それに対して、それこそ毎日お餅をついて研究を重ねているのが餅屋さんなわけです。お世辞ではなく、本当においしいお餅でなければ誰もわざわざ買ってくれませんからね。プロフェッショナルとは「結果に責任を負うこと」なのです。われわれプロの発言一つひとつの背景には、幾千もの実例が存在します。その上で、この生徒に当てはまるアドバイスは何か?を問い続けているのですよ。安心して餅屋にお尋ねくださいませ!

 

 

 

 

 

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