文の会ブログ

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# 俗情に流される

 「俗情に流される」

 

 極めてオトナ度の高い「言い回し」ですよね。教え子の小中学生の皆さんが日常で使うことは皆無ではないでしょうか?「俗情」とは「俗」な心情、心のことです。そして「俗」というのは、「ありふれた、世間普通の」という意味から、さらに軽蔑の意味を込めると「いやしい」という意味にもなります。ですから「俗情」というのは「世間一般の人たちが思ってしまいがちな、いやしい気持ち」ということになります。「流される」というのは「ついついそんな気持ちになってしまう」ということですね。今回は特に、新しく中学校生活を始める皆さん方に「俗情に流されるな!」という言葉を贈りたいと思います。

 「え〜、なんだか怖いな〜」と、そんな気持ちになるかもしれませんが、小学生の頃とは違うんだということを意識してほしいからです。何が違うのか?小学生の頃の勉強の仕方とは大きく違う点が中学校生活にはあるのですよ!それは、いわゆる「中間テスト」「期末テスト」という「定期テスト」が、年間の学習スケジュールに組み込まれていることです。あらかじめテストの日時は決まっているのですから、それに向けての学習計画をしっかりと立てなくてはならない、ということになるのです。テスト準備のため、毎日気を抜くことのできない勉強が続くのですよ!

 昨日も今日も友達と遅くまで遊んで、明日も遊ぶ約束をして、小学生の頃は「今、これがしたい!」という気持ちを、存分にかなえることができました。ところが、中学生となった皆さんには、もうそんな「どうしても今これがしたいんだぁ!」というような駄々っ子的な俗情に流されることは許されないのです!なんて、ちょっとおどかし過ぎましたか?それでも本当に「中間テスト」「期末テスト」と容赦なく、全ての科目でテストが行われます。準備を怠れば、悲惨なテスト結果が待ち受けており、そしてそれが「成績」として白日の下にさらされる…小学生の頃とは決定的に何かが違うのです。

 それはこんな風に考えてください。皆さんに中学校の三年間で身につけてほしいとオトナが考えていることがあるからだ、と。そしてそれは「長期的計算」ができるようになってほしい、ということなのです。長期といってもせいぜい一ヶ月ですが、それで十分です。「中間テスト」「期末テスト」があるのは、そのためなのです。

 ものごとには全て行きがかりがあり、かつまた因果は巡るということ。今日だけで時間が終わるわけではなくて、明日以降の未来もあるのです。小学生の頃は「ずっと今日が続く」という時間感覚であったものが、中学生では「期末まであと三週間!」といった区切りを意識した感覚になります。これが「長期的計算」に基づいた振舞いが求められる、という意味です。せめて一ヶ月は「逆算」して計画を立てられるようにならなくてはいけません。今日「気が済んだ」としても、明日や明後日にどうなるのかが問題なのです。一ヵ月後に結果が出せるように、明日、明後日につながる今日をどのように過ごさなくてはならないのか。「長期的計算」とはそういうことです。今日の振舞いで「気を晴らす」ことよりも優先しなければいけないことがあるのです。

 「え〜、やっぱり怖いな〜」と、そんな声が聞こえてきそうですが、でも大丈夫。誰もがオトナになるまでに通った道です。三年間かけて身につければいいのです。そのための手伝いを、われわれは惜しみませんから!

 

 

 

 

 

 

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