文の会ブログ

「本郷東大 文の会(ふみのかい)」のブログです!
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# 実現可能

 「実現可能」

 

 11月も半ばを過ぎました。塾からの帰り道にふと夜空を見上げると、またたいている星が目に入りますよね。まるで「頑張れ!」と励ましてくれているような気がしてきませんか?!私の記憶の中にも、自分が受験生だった頃に冷たい空気に包まれてオリオン座を見上げていた場面が、確かに刻まれています。夜が長く感じられる季節になりましたよね。暦の上ではもう冬ですから。受験生はいよいよ追い込みの時期に突入です。「あと少し!ラストスパート!」と、わき目も振らずに勉強に集中できればいいのですが、リミットが迫ってきているという焦りから、不安で仕方がないという思いを抱える生徒も増えてきます。夜中に一人で勉強をしていると、急に変なプレッシャーを感じてしまったりね。私のところにも「自分には無理です」という悲鳴にも似たうったえが届けられることがあります。志望校に合格できないのではないか、という不安でいっぱいになってしまうのですね。自分が思い描いていた理想には結局手が届かないのではないか…。一度でもそんな考えが思い浮かんでしまったら、頭からネガティブなイメージが離れなくなりマイナスの感情がどんどんこみ上げてきてしまいます。精神的に過剰なストレスにさらされている状態に陥り、どうにもがまんができなくなるのです。すると防御的な反応として、ストレスの原因を「なかったことにしよう」という心の働きがおこり、願望そのものを遠ざけようとしてしまうのです。「そんなことは本当は望んでいませんでした」と。それが「自分には無理です」という発言にいたる経緯なのです。けれども受験を避けることはそもそもできませんし、一度思い描いた願望を忘れることもできません。ですから不安から逃れることはなかなかできないのです。

 ではどうすればいいのでしょうか。不安な気持ちを、むしろ受け入れてしまうことに重点を置かなければなりません。もちろんそれは逃げ出したくなる気持ちをぐっと抑えることになりますから大変な作業です。でもだからこそ、サポーターであるわれわれが存在するのですよ!私はこの時期、生徒からのギブアップ宣言ともとれるこうした発言を聞くと、ようやく受験生として本気になった証拠だねと、生徒と一緒に肯定的に受けとめることにしています。自分のことを客観的に見つめられるようになる第一歩だと考えるからです。どうして「無理だ」と思ってしまったのか?きっかけとなった出来事が必ずあるはずです。そもそもの理由が何かしらあるものなのです。その原因と向き合わないで逃げ出してしまっても、事態は改善しませんよね。不安と向き合うことから始めるしか解決の糸口は見つからないという覚悟を決めて、一緒に原因を探求するのです。

 テストで思うように得点できなかった科目があるのではないですか?その苦手科目を克服するために勉強のスケジュールを立てたものの、予定通り進まなかったのではないですか?思うような結果が出せなかったからといって、また思うように計画が進まなかったからといって、やり方の検証や反省を加えもせずに願望そのものを消してしまおうとしては元も子もありません。必要なのは方法を変えてみることなのです。理想に向かって進むことをあきらめるのではなく、実現可能なものにするためにこそ、進み方を修正しなくてはならないのです。志望校合格という最終的な目標地点を変更することは考えません。

 今のままでは目標に到達できない!という焦りはそのまま受けとめましょう。それでも目標に近づいていかなくては望みは叶えられませんから、少しずつでも近づいているというイメージを持つことが重要になるのです。到達地点までの距離を「小分けにする」という感覚が必要になりますよ。「ここまではできた!よし、次だ!」というモチベーションですね。小さな達成感を重ねることです。そうすることで不安というマイナスの感情は払拭されていきますから。実現可能だという気持ちを一貫して持ち続けることが何よりも大切になってくるのです。

 

 

 

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