文の会ブログ

「本郷東大 文の会(ふみのかい)」のブログです!
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# 依怙贔屓

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「依怙贔屓(えこひいき)」

 

 教え子から、「えこひいき」って「環境に優しい」って意味ですか?と質問されたときには、「うまいこと言うね、座布団一枚!」と返そうかと思ったのですが…どうも質問した本人は真面目に「エコ」+「ひいき」だと思っていた様子でした。漢字で書くと「依怙贔屓」となりますので、その意味はお分かりでしょう…って難しいですよね(笑)。意味のほうがよく知られています。「自分の気に入っている者や、関係のある者だけの肩をもつこと」という内容ですよね。「あの先生は怖いけれども、えこひいきだけはしないから、生徒から信頼されている」なんていう使い方で、おなじみですよね。

 「依怙」という言葉は、もともとは仏教用語で「神仏におすがりすること」という意味なのですが…ここではその本来の意味は薄れています。では、どのように理解すればいいのでしょう?「依怙地(えこじ・いこじ)になる」という慣用表現から想像がつくのではないでしょうか。「かたくなに意地を張ること。我を張ること」、という意味ですから、「依怙」には「自分だけの」というニュアンスがありそうだと気づいてくださいね。

 では教え子が言った「エコ」とは、どういう意味でしょうか?「エコロジー(ecology)」の略語ですよね。本来は生態系の構造と機能を明らかにしようとする「生態学」という意味です。そこから、「生活環境保護」や「自然保護運動」も指すことになりました。

 ですから本当に「エコひいき」なる言葉は存在するのです。環境省がモデル事業として地方自治体や企業と協力して様々な取り組みを行っているのですが、たとえば「エコひいきカード」の発行という事業があります。地域内の商店、飲食店、ホテル、公共交通機関等で省エネ商品・サービスの購入・利用または省エネ行動をすることによりポイントがたまるというシステムです。満点まで集めると、500円の金券として商品の購入ができるものです。教え子の感覚も、環境省レベルということでしょうか。それとも、環境省のレベルが…いえいえ、広く市民の理解を得るためのネーミングの工夫であると、考えましょう。オトナの理解ですね(笑)。

 

 

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# マイペース

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「マイペース」

 

 マイ=「自分の」、ペース=「進度」、を組み合わせた「和製英語」ですね。なんとなく昭和の香りのする?言い回しになります。「他人に左右されず、自らのやり方・進度を崩さない性格の人」を指す場合にも使われますが、「あなたはマイペースな人ですね」と言った場合には、多くは批判的なニュアンスが込められています。「あなたはジコチューですね」と、ほぼ同じ意味になるでしょう。

 でも、三日坊主で終わりたくないならば、このマイペースで進むことがとても重要になってくるのです。「自分にあった一定のペースを守ること」。習慣を長く継続していくための基本条件になります。

 では「マイペースで勉強すること」の意味を考えてみましょう。皆さんの多くは「私は一日に二時間、英語の勉強を続ける」「僕は頑張って一日に三時間、英語を勉強する」といったように、「毎日何時間勉強するのか」ということを決めて、そのペースを守って勉強しなくてはならない!と考えているのではないでしょうか。もちろん継続して勉強時間を確保することは重要です。ところがそれ以上に「一時間にどれくらいの量の勉強をするのか」という点を決めることが大事なのです!

 「やれるだけやってどんどん進めて、一時間当たりの勉強量は多い方がいいのではないでしょうか?」と考える生徒さんもいることでしょう。ところが、人間には身体的にも精神的にも自分にあったペースというものがあって、それより速くても遅くてもエネルギーを余計に消費してしまうそうです。たとえばそれは「歩く速度」や「会話のテンポ」などにも表れてきて、その速さはその人らしさの個性でもあり、個人特有のものといえるそうです。ですから、一時間にテキスト何ページ分を勉強するのが自分のペースなのかをしっかりと見極めることが大切になるのです。これこそが本当の「マイペース」です。自分のペースを守りながら学習を続けていくことを重視してくださいね!

 

 

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# 試行錯誤

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「試行錯誤」

 

 「しこうさくご」と読みます。「課題が困難なとき、何回もやってみて、失敗を重ねながらもだんだんと目的にせまっていくという仕方」を意味する四字熟語です。「試行錯誤を重ねる」という慣用表現でよく使用されます。

 教え子を多数東大に送り込んだという実績から、「どうすれば東大に合格しますか?」という質問を受けることが多いのですが、特に「東大に合格した教え子さんは、小中学生の時にどんな勉強をしていたのですか?」という問いかけに集中します。私が接している生徒の多くが、小中学生だからです。ですから、「どんな参考書や問題集を使えば東大合格に近づきますか?」という質問にも、もちろん答えられますけれども、それは高校生になってからで十分であって、ましてや「中学生の時にこの問題集を使わなければ、東大合格は難しい…」なんてことは全くありません。では特に中学生の時期に、いったい何をするべきなんでしょうか?その答えが「試行錯誤を重ねること」になるのです。

 自分でやり方を考え、工夫し、うまくいかないときには反省して修正する。これこそが中学生に求められる勉強法なのです。中間テストや期末テストは、そのためのチャンスです。こういうと「テストがうまくいかないのは困ります!」と、君たちは言うかもしれません。でも失敗してもいいのです。むしろ中学生の時期に失敗をたくさん経験することが大事なのです。「失敗させない教育」というのは、生徒に困難を乗り越える訓練をさせないのと同じである!と、最近では文部科学省でもそう考えているのですよ。

 「青少年の成長過程にあっては、効率を追求して間違いや失敗のない必要最小限の経験を大人が選んで青少年に行わせることが必ずしも最善とは言えない。青少年自身が多様な体験を通じて試行錯誤する中で成長実感を得るとともにつまずきを乗り越える自信と力量を養い、経験知を獲得し、主体性をはぐくむことが必要である。」

 これが現在の中教審の見解です。ですから、皆さんも堂々と、中間テストや期末テストで失敗してください(笑)。文科省のいう「経験知」とは、文字通り「経験」を通してしか身につけられない技能や体感などのことです。失敗や苦労を重ねつつそれを乗り越え、挑戦を繰り返すなかでしか体得できないことがあるのです。そして、このような試行錯誤を通じて「自分にもできたのだ、がんばればできるのだ」と、成長を実感するのです。この「自分はやればできる」という感覚が大切なのです。これこそが、東大合格生が共通して身につけている自尊感情なのですから。

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# 馬耳東風

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「馬耳東風」

 

 「テストの直前だというのに、一向に勉強に集中しなくて困っています。どうすればよいでしょうか?」ある中学二年生の息子さんをお持ちのお母様から、悲鳴にも似た訴えが寄せられました。「やらなくちゃいけないとわかっていることなのに、どうして手をつけてくれないのでしょうか?理解に苦しみます。」「どうして最初から『そんなの無理だ』なんて、あきらめたようなことを口にするのでしょうか?プライドが感じられません。」お母様の気持ちは痛いほどわかります。そうですよね。何を言っても聞く耳を持たない。まさに「馬耳東風」という体たらく…。「人の意見や批評を全く気にかけないで聞き流すこと」これが、馬耳東風の意味になります。

 お母さんの意見が「真っ当」であればあるほど、当のお子さんにはその言葉が届かなくなってしまう…そんな事態が引き起こされてしまうのはなぜなのでしょうか?それは、よく言われるように「馬を川まで引っ張っていくのは簡単だが、そこで水を飲ませるのは難しい」ということでもあります。つまり、本人がその気にならない限り、物事は何も始まらないということです。「勉強に集中して取り組むつもりのない者を、その気にさせるのは、大変難しいのです」と、先に結論を告げてしまうとこうなります。

 「そんな身もふたもないことをおっしゃらないで下さい…」と涙ぐむお母様を、見捨てるつもりは毛頭ありません。しかしながら、ここで気づかなくてはならない重要な視点があります。それは、我われ「親御さんサイド」から見て「何て困った生徒なんだ!」と思えたとしても、現実問題として、当の本人が決して困っているワケではない!ということなのです。いくら「勉強しないと大変なことになってしまうよ!」と説明したところで、「そうなるかもしれないね」というように、「可能性があるに過ぎない」というかたちで聞き流されてしまいます。まさに「馬耳東風」の真骨頂(笑)です。では一体どうすればいいのでしょうか?

 こう考えてあげてください。本当にこの生徒たちは「勉強したくない」のでしょうか、と。口ではなんと言おうとも、「まじめに勉強に取り組んだほうが本当は良いのだろう」という意識は彼らにあるのです。そのことを疑っては「かわいそう」というものです、ホント。お母様、信じてあげてください。「それでは、どうして実行に移してくれないのでしょうか?」と、お母様の悩みは深まります。それはですね、実行を妨げる様々な要素があるのですよ、これがまた。まずは「面倒くささ」。いつかやるから、今やらなくてもいいだろうというわけです。そして、あれこれ自分のことをうるさく言われる「うっとうしさ」。気難しい年頃ですから。また、勉強以外に色々とやらなくてはならないことがあると主張する「忙しさ」もあるのですよ!本人にとってはね。ですから、それを無理やり打ち破るがごとく「言い訳しないで勉強しなさい(怒)」と突っ込んだとしても、生徒たちははね返してしまいますよ。では、どうすればよいのか?全く逆を心がけてください。

 「勉強することは、面倒くさくも、うっとうしくもないんだよ。忙しい時間を削られることもないからね!」と、<北風>ではなく<太陽>のアプローチをすることなのです。「そんな甘いことを…」と言うなかれ。相手は「勉強するつもりのない」ツワモノなのですよ(笑)。とにかくほんの少しでも「勉強する」という気持ちを点火させることが、何よりも重要なのですから。その後は「続ける」ためのモチベーションです。「なぜ自分は勉強するのか?」という理由。「何のために勉強するのか?」という目的です。ココを難しく考えないでください。要は「○○をしたい!」「○○になりたい!」といった希望なのですから。くじけそうになっても心の支えとなり、力をふりしぼって勉強を続けられるように。目の前にぶら下がったニンジンを用意するのです。その内容は、俗っぽければ俗っぽいほど、他愛なければ他愛ないほど、効果があります。そして、ここにこそ家族の関わるポイントがあるのです。その生徒が勉強しようとしまいと、世間の誰が気にかけるでしょう?家族だけですよ!たかがテストの点数に一喜一憂してくれるのは。「国語の点数が、何も勉強しなくても、ちょっと上がった」なんていうのは絶好のチャンスです。ここで「すごい!」と言えるかどうか。馬と一緒に偶然川にさしかかった好機をご家族はどうぞお見逃しなく。家族からの「尊敬の眼差し」を、生徒は待ちわびているということを、ぜひ忘れないでいてくださいませ、お母様。

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# 自画自賛

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「自画自賛」

 

 「自分で自分のしたことをほめる」という意味の四字熟語ですね。「いやぁ、今日の試合、僕のあの絶妙のパスのおかげで、得点することができたよね!」なんて、自分が活躍したことをさも得意気に話すクラスメイトがいたら…あまり相手にしたくはないですよね。自分で自分のしたことを、みんなの前で自慢すること。「自画自賛」を、こんな風にとらえたら、決して歓迎される態度でないことは明らかです。ところがですよ、ここではあえて「自画自賛のススメ」を展開してみたいと思うのです!

 「自分で自分をほめたいと思います。」この言葉は、アトランタオリンピックの女子マラソンで三位入賞を果たし銅メダルを手にした有森裕子選手が、レース後のインタビューで語ったものです。1996年の流行語大賞にも選ばれた言葉なのですが…皆さんは生まれてもいませんよね。実はこの四年前、1992年のバルセロナオリンピックで、有森選手は銀メダルに輝いています。ですから二大会連続で五輪メダルの獲得を達成したことになり、このこと自体、日本女子陸上選手では初となる快挙です。ですが、「自分で自分をほめたい」の言葉は、この偉業を自ら称えたものではありません。「前回が銀メダルなんだから、今回は金メダル!」というのが、有森選手を取り巻く世間の思いでした。銅メダルでは「期待外れ」と言われかねないのです。そんな周囲に対して有森選手は「メダルの色は銅かもしれませんけれども、終わってから、なんでもっと頑張れなかったのかと思うレースはしたくなかったし、今回はそう思っていないし」という言葉の後、「初めて自分で自分をほめたいと思います」と、涙ながらに語ったのでした。得意になってもいないし、自慢してもいませんよね。やるだけのことをやった人にだけ許される「自画自賛」です。

 「そんな〜!人類の限界にまで挑戦するアスリートと同じように頑張ることをススめられても…無理ですよ」って?いえいえ、君たちに「命を削って頑張れ!」なんて言いませんから(笑)。こんな「自画自賛」の例もあることをお知らせしたかっただけです。

 では、君たちにおススメの「自画自賛」とは一体どんなものか?「何て自分はすごいんだろう!」って、ススんで思うことなんです。君たちが「ナルシ〜!」と言って毛嫌いする態度になりますが、この自己陶酔のことをここでは「自画自賛力」とでも言いたいと思います。注意すべきポイントは、決して人前でアピールしないことですよ。みんなの前で自慢すれば、かえってダメージを与えられることでしょう。それこそ「キモイ」ってね。そうではなく、この自己陶酔はあくまで自分の中だけにとどめておくのです。

例えば、朝、いつもより30分早く起きて、英語の単語を暗記してみた。そんな時はすかさずこう思ってください。「早起きはつらいけど、こんな思いをして頑張っている自分はすごいなぁ!」、と。あるいは、夜、ベッドに入る前に、数学の問題を一問だけ解いてみた。そんな時にも「あぁ、私は何て努力しているんだろう。うん、えらい!」、と。

 早起きが嫌いだったり、数学が不得意だったりする方が、この場合は効果的です。「早起きが苦手なのに、めげずに頑張っている。何て健気で立派な人間だろう、私は!」と、あえて悲壮感をただよわせながら自己陶酔するのです。「数学は難しい。だからこそ、この私がチャレンジするしか他に方法はないんだ!」と、巨大な敵に挑む戦士のような気持ちで、問題を解く自分を鼓舞するのです。こうした「演劇的な」仕掛けが結構重要なんですよ。

「頑張っている自分って、なんてかっこいいんだろう!」と、自画自賛してみてください。「こんなにつらいけど、頑張っているんだ」と思うと、気分が高揚してきますから。自己陶酔によってモチベーションはアップするのです、ホント。皆さんもぜひ「自画自賛力」を磨いて、日々の学習をドラマチックに励んでください!

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# レコーディング

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「レコーディング」

 

 レコーディング、と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?ミュージシャンが楽曲や歌を録音する光景でしょうか。でも、黒い色をしたドーナツ型のレコードの存在を、知らないという生徒さん相当の数いるのではないでしょうか。「言葉を聞いたことはあるけれども、実物は持っていないし、見たこともない」というのが普通の反応ではないでしょうかね。今やCDでさえ、手に取ったことのない皆さんも多いと思います。レコードを作製するために録音を行うこと、これが狭い意味でのレコーディングです。大きなマイクに向かってヘッドホンをつけた歌手がスタジオの中で熱唱している、そんなイメージが伴いますよね。

 では、広い意味でのレコーディングとは何でしょうか?音源の記録媒体としてのレコードという商品についてだけではなく、そもそも「レコード」というのは「記録」そのものを意味する言葉でもあるのです。ですからレコーディングといえば「記録しておくこと」という一般的な意味があるのです。

 一昔前に「レコーディングダイエット」というのが流行りました。毎日自分が何を食べたのかを記録に残しておくことで、食生活を客観的に反省できるというものです。日記をつける、というのも立派なレコーディングになるのですね。

 田中もレコーディングを行っていますよ!「これから何をするのか」というスケジュール管理の手帳とは別に、「今日は何をしたのか」を記録しておくノートを用意しているのです。一日の反省をこめて、などというかしこまったものではなく、いつどこで何をしたのかだけをざっくりと記入しておくのです。何を食べたのかも記録していますよ。

 こうして記録しておくだけで、後から振り返ると実に様々なことが見えてきます!長年筆者は肩こりに悩まされているのですが、特に肩こりがひどくなるタイミングがあります。なんとなく周期的に痛くなるものなのかと思っていたのですが、レコーディングによってその原因が分かりました。ひどくなる前日には共通して、体を冷やす行動をとっていたことが明らかになったのです。炭酸系の冷たいものを飲みすぎたり、薄着のまま作業を続けたりと、「これが原因か!」というものが発見できました。中には「このお店のこのメニューを注文して食べた翌日には肩こりをおこす」などというジンクスに近いようなものもあります。でも二度と注文しなくなりますよ(笑)。逆に、「このお店のこのメニューを注文して食べた翌日は、体調がいい!」なんていうパターンもあります。食べ過ぎては元も子もないのですが、週に一回は食べるようになった「私にとっての定番メニュー」も、レコーディングのおかげで見つけることができました。もちろん外食だけではなく、家で食べるメニューについても「翌日の体調」という「結果」に照らし合わせて、「自分にとってはコレがいい!」というものを見つけ出すことができるようになるのです。そうそう、私はチョコレートを食べ過ぎると頭痛をおこす、ということもレコーディングの結果明らかになりました。これはショックでしたよ、大好物ですから。それでも口さびしくてついついチョコレートをパクパク食べていた習慣を改めて、今では、「チョコレート」と「頭痛」を結びつけて理解しているために、手を出す際にためらうという習慣が身につきましたよ!「ためらう」だけで、食べないわけではありませんが(笑)。それでも食べ過ぎはなくなりました。

 「学習の記録をつけなさい!」と皆さんもよく言われていることでしょう。正直なところ、面倒くさいし、やっても意味がないんじゃないか?と思ってしまうのかもしれません。けれども、「何を学習したのか?」という客観的な記録がなくては、「テストの点数」という「結果」に照らし合わせて、「どうやって勉強すればよかったのか」という反省も生まれてこないのです。好きな科目にばかり手を出していて、別の科目がおろそかになり、頭が痛くなるような点数が返ってきたり…。気をつけましょうね。あるいは試しにやってみた勉強法がうまくいった場合もあるでしょう。このやり方をちゃんと「定番メニュー」にして、一度きりにしないことも大切です。自分にとってコレがいい!という学習法は、自分で見つけ出してこそ習慣化されるのですよ。そのためにはまず自分の学習記録をつけること。レコーディングをしてみて下さいね!

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# 独り相撲

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「独り相撲」

 

「ひとりずもう」と読みます。「相手もいないのに自分だけが力を入れ勢いこむこと」という意味を表す慣用表現です。もちろん独りで相撲をとることはできませんし、相手もいないのですから、勝った、負けた、という結果がともなうわけでもありません。意味のないことだと分かっているはずです。それでも人は「独り相撲」をとってしまうのです。相手がいないからこそ、自分を相手に。自分自身が抱く不安に対して。

「不安など感じたことがない」という人はいないでしょう。周囲から見ればいつでもテストで結果を出し、学習計画も着実に進めているような人であっても、心の内には不安を抱えているものです。むしろ、成績優秀だからこそより大きな不安にかられるのかもしれませんよね。「この成績がいつまで維持できるだろうか…」ってね。

人は何か不安に感じることがあると、その解決策を求めることで不安を解消しようとします。「次のテストで高得点が取れるだろうか…」という不安に対して、「完璧な学習計画を立てよう!」という解決策を見つけることで、安心したいと思うのです。ところが直ぐに気づくはずです。「どこまで準備すれば完璧なんだろうか?」と、新たな不安が芽生えてきてしまうことに。答えを求め、答えが出ないことで、さらに不安が深まる。これぞまさに堂々巡りの「独り相撲」というわけです。答えが出ないという事実をうまく受けとめられないということでもあるのでしょう。

ではどうすればよいのか?先ずは、多くの場合「不安には解決策などない」ということを知るべきなのです。不安とは将来に対する感情です。先行きに不安を感じるといっても、未来がどうなるかなんて誰にもわかりません。わからないことには、解決策も、答えも、そもそもないのです。その上で「不安が尽きることもない」ということを理解すべきなのです。ストレスや悩みのない人生などありえません。「解決しないまま抱えていく」しかないということなのです。

「不安が消えてなくなることなど人生においてはない!」と、不安に対して開き直ってしまうべきだとも言えるでしょう。つまり「独り相撲」を続けていくことは必要であると考えてしまうのです。「独り相撲」に意味なんかない!無駄だ!というのではなく、上手に「独り相撲」をとることは大事なんだよね、と。これを「不安との共生」ということもできるでしょう。課題が困難であればあるほど、不安が大きければ大きいほど、「独り相撲」は盛り上がっていいじゃない!と考えられればしめたものです。不安とうまくつきあっていくという経験を積むことが、皆さんにとってもこれから重要になってくるのですよ。

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# 「勧善懲悪」

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「勧善懲悪」

 

 「善を勧め、悪を懲らしめる」という文字通りの意味の四字熟語です。「この物語は勧善懲悪のストーリーとなっている」なんて用例がすぐさま思い浮かびますね。それほどわれわれにとって馴染みの深いものでもあるのです。時代劇にありがちなストーリーを語ってみましょうか。地元の権力者と結託して暴利を貪る悪徳商人がいます。貧しくても清く正しく暮らしを立てている庶民の生活が脅かされています。そこに何故だか「ご老公様」が通りかかります。そして「不埒な悪行三昧は許さない!」と悪巧みに対して正義の鉄槌をくらわせます。めでたし、めでたし。子供向けのヒーローものでも物語の構造は同じです。敵キャラといわれる悪人たちが暴れまわり、正義のヒーローがそれを懲らしめるというものですね。

 でもこれは、児童にとっては安心して感情移入ができるという点で、精神衛生上も健全なストーリーだといえます。幼い子供たちにとって、活躍すべき主人公が、苦しめられ続け、あまつさえ戦いに敗れたりするようなことは…あってはならないことなのです。

ところが、児童を卒業した皆さん方にとっては、「主人公が必ず勝つような、お決まりのパターンなんてつまらない」という反応が返ってくるほうが普通です。精神的な成長を遂げている皆さんにとっては、「反発を感じる」ことの方が、むしろ健全だと思います。

 このことを文学史の知識に結び付けて解説してみましょう。

 日本ではじめて「小説」と呼ばれる文学ジャンルが登場した明治期に注目です。『小説神髄』を著し、「小説とは社会の真実を写実することだ!」と喝破した、坪内逍遥の名前は憶えておいてください。西欧の写実主義の摂取を主張し、江戸戯作の勧善懲悪的な思想を持つ文学を排し、現実や人間心理の客観的な描写を唱える逍遥。ここで、目の敵にされてしまったのが、江戸時代に流行した読本と呼ばれるジャンルであり、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』などがそれにあたるわけです。そして「これは小説ではない!」と切って捨てられます。

 児童レベルの「勧善懲悪」のお話を卒業し、思うようにならない社会の現実を写実によって描いた小説を読むことで、青年期を迎えた皆さんが、リアルな社会を受け入れる準備をする。精神的な成長にともなって読むべきものも変化するということ。文学史的な発展を、精神的な発達にトレースしてみてください。ロマン主義や自然主義についても、お話しする機会があれば、ぜひまた。

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# ほめ言葉

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ほめ言葉

 

 「先生、子どもをどうやってほめればいいのですか?」という、質問を頂くことがあります。「ほめてあげたつもりが、逆効果でした。なにかいいほめ言葉はないものでしょうか?」という内容だったりします。

 興味深い心理実験の結果があります。どんな言葉をかけられたときに、人間は最も喜びをおぼえるのかを調査したものです。まさに「どんなほめ言葉をかければいいのか?」という疑問にストレートに答えるものですよね。さて、その「ほめ言葉」ランキング一位に輝いたのは?なんと「本人の名前」だったのです。「すごいね!」でも「ありがとう!」でもなく、自分の「名前」を呼ばれることに喜びを感じてしまうというのが、人間の心理なのです。このことの背景には「自分の人生の主人公は自分だという感覚」があります。ですから、「名前」を呼びかけることには、「唯一の存在である<あなた>は、あなたの人生の主人公です!」と、認める作用がともなうのです。

 「子どものクラス(塾での)が上がったからほめる」といった、お母様による<条件付き>の言葉がけや、「クラスが上がったのだから子どもは嬉しいはずだ」といった、子どもの主体性を抜きにしたお母様による<決め付け>は、「あなたの人生よりも、私(お母様)の人生の方が大切だ」というメッセージとして、お子さんに受け取られてしまう可能性があるわけです。

 お母様が「ほめ言葉」にとらわれているのにも理由があると思います。それは、「子どもはほめて伸ばさなくてはいけない!」という考え方の普及です。けれどもそれは「ほめ言葉をかけなければいけない」という理屈ではありません。「ほめること」にこだわるあまり、「子どもが何かしたら、必ずほめ言葉をかけてあげなくてはいけない」という思考回路に陥っては、本末転倒だと思います。ほめることによって促すのは、子どもの持つ「自尊感情」なのです。その際に重要なのは「ほめるか叱るか」という話ではないのです。子どもが主体性を持てているかどうか、です。ここでの「主体性」の意味は、「自分のすることは、自分で選んで決めている」という感覚のことなのです。ですからお母様、百の「ほめ言葉」よりも、たった一つしかない「名前」を、敬意を持って呼びかけてあげて下さいね。

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# 暦の上では

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「暦の上では」

 

 立春・立夏・立秋・立冬という言葉は聞いたことがありますよね?「暦の上で春が始まる日」のことを表すのが「立春」です。以下同様に「立夏・立秋・立冬」と並ぶわけです。では、「立春」にあたる日付はご存知でしょうか?二月の四日になります。「立夏」は五月六日頃、「立秋」は八月八日頃、「立冬」が十一月七日頃となります。覚え方として「ニシ・ゴロ・ハッパ・セブンイレブン」というフレーズがあります。「セブンイレブン」だけは「イレブンセブン」が正しい並びになるのですが、勢いを重視しています(笑)。「冬になる」という日付を、誰も「7月11日」だとは思わないでしょう?ご愛嬌ということで、「11月7日」を「セブンイレブン」で覚えて下さい、というワケです。

 では、ここで問題です。次の文は「季節のご挨拶」で慣用的に使われているものですが、それぞれ何月にあたるものでしょうか?考えてみてください。

 1 師走ともなると忙しく… 2 七草もあわただしく過ぎ… 3 灯火親しむころとなりましたが… 4 新緑が目にしみるころとなりました 5 暑さ寒さも彼岸までと申しますが…

 さて、いかがでしょうか。正解は、

 1 十二月 2 一月 3 十月 4 五月 5 九月・三月 になります。

 1の師走(しわす)は、陰暦で十二月を表すことばですよね。ディセンバーも大事ですが、師走という言い方も覚えておいて下さい。ついでに一月から全部確認しておきましょう!睦月(むつき)・如月(きさらぎ)・弥生(やよい)・卯月(うづき)・皐月(さつき)・水無月(みなづき)・文月(ふづき)・葉月(はづき)・長月(ながつき)・神無月(かんなづき)・霜月(しもつき)・師走、ですからね。「むきやうさみふはなかしし」と呪文のように(笑)覚えてください。

 2の七草については「七草粥(ななくさがゆ)」を食べたことはないですか?一月の七日ですよ。春の七草も覚えましょう。せり・なずな・ごぎょう・はこべ・ほとけのざ・すずな・すずしろ、です。いずれも食べられますよ!

 3の「灯火親しむ」の意味は「読書の秋」と同じです。読書週間の始まる十月をイメージしてください。

 4の「新緑」は、風薫る五月ですよ。最近は五月に運動会をする学校も増えてきましたが、天気もよく(五月晴れ)、気持ちのいい季節だからですね。

 5の「お彼岸」は、年に二回ありますからね。春分と秋分がそれぞれのお彼岸の中日となりますよ。「春分の日」と「秋分の日」は、国民の祝日ですからね。

 しっかりと、季節のことばを確認しておいて下さい!「暦の上では…」を正しく使えるようにお願いしますよ。

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